2007/12/15 (Sat) 【昔の旅物語 2 】ヴァチカンでクリスマスミサ

さて、始めてのヨーロッパ旅行で初体験です。
添乗員さんが興奮して『チケット取れましたぁ〜』と嬉しそうな顔をして私たちの前に現れたのは24日当日☆チケットの入手が困難なのかどうかも解らず、、キリスト教徒でもなく、賛美歌も聞いた事がなかったので当然作法や式の段取り等もさっぱり解らないまま、セキュリティーチェックの厳しい教会の入り口から入り、人の多さに驚き、人々の興奮した空気に飲み込まれながら決められた席に座りました。
18歳の女子大生です。初旅行で超興奮状態です。そして、疲れもピーク！大寒波でもの凄く寒いイブの夜でしたが、人の熱気で教会内部は心地よく暖かくなり、イタリア語？英語？意味などさっぱり解らない気持ちの良い枢機卿の歌う様な説教が幾人分も続き、、信徒の皆様には大変申し訳ないのですが、熟睡に近い状態で寝てしまっておりました。
そして、いよいよ！！ヨハネパウロ二世の登場！！教会後方から静々と歩いて来られる姿に感動し、思わず椅子の上に立って写真撮影までしてしまいました(*_ _)人。周りの方々も沢山カメラを出して撮影していたので、何のためらいも無く撮ってしまいましたが、お隣の白人男性にしっかり叱られ、、一瞬恐縮！！
しかし、その後また夢の中に戻ってしまった私です。。
今から思うと失礼きわまりないマナー違反の数々です。ヨハネパウロ二世の大切なお写真。アルバムを開く度に、まるで昨日の事の様に鮮明にあのクリスマスミサを思い出します。
イタリアのクリスマスはしっとり家族で過ごす日でした。アメリカとは少し空気が違いますね。お店も早くから閉まり、イルミネーションもハデに飾られたものは少なく、あちらこちらにキリスト生誕の場面を再現した年期の入った人形が置かれ。『あぁ〜宗教祭だなぁ〜』と感じます。やはり本場が一番ですね。クリスマスミサへの出席は良い体験でしたが、もう一度出席しても多分寝てしまいそうで申し訳ないので二度目の出席は考えられないかも？です。宗教祭は信徒の方々の気分を害さぬ様、寒くても外でチョロッと見るだけに留めて、再度クリスマス時期のローマに行ってみたいです。大人になった今、あの頃とは違う何かを感じる事が出来るかも？